自転車で鍛えられるのはどこの筋肉?

2022年11月21日

「JOY RIDE」は株式会社シマノとドコモ・バイクシェアがコラボレーションして、健康にまつわるお役立ち情報をお届けします。

ペダリング運動は階段一段飛ばしに相当するほどのトレーニング効果があります。今回はペダリングで鍛えられる筋肉と、効率よく鍛えるためのポイントをご紹介します。

【太もも】
◎大腿四頭筋

太もも前側にある、もっとも大きい筋肉。ペダリングの膝を伸ばす動作に使われ、股関節を曲げる働きも。
◎ハムストリングス
膝を引き上げる時、股関節を伸ばす時に使われる太もも裏の筋肉。ペダリングの際、大腿四頭筋に力が偏りがちですが、疲労軽減のためにはハムストリングスを意識。股関節を伸ばす時に太もも裏を触ってみて、筋肉が動いていればOK。サドルの後部に座りペダルを斜め下前方に蹴るようにするとより効果的

【体幹】
◎腸腰筋

上半身と下半身をつなぐ筋肉。大腰筋と腸骨筋があり、太ももや膝を持ち上げる時や姿勢を保つ時に使われます。ここを鍛えると、下腹部の引き締めやヒップアップなどボディメイク効果も。ペダリングで足を一番上にまで持ち上げる、最後の4分の1回転で使われます。

【ふくらはぎ】
◎ヒラメ筋

膝の下からかかとまでの筋肉。足を踏み下ろす動作で使われます。次の腓腹筋とともに鍛えることで、ポンプ作用で脚の血液を心臓に送り返し、疲労しにくい体に。
◎腓腹筋
大腿骨からかかとまでの筋肉。足を踏み下ろす時、持ち上げる時に使われます。サドルの高さを高くしすぎると疲労しやすくなり、足がつる原因に。ペダリングの際、足の裏の土踏まずに近い位置で踏み込みましょう。一方でペダルに効率よく力を伝えるには足の親指の付け根あたりで漕ぐことも推奨されています。

【お尻】
◎大臀筋

走る、跳ぶなど股関節に関わる動き全般に関係する筋肉。ペダルを踏み下ろす動作で使われます。大臀筋を使うには、サドルの後方に座って前傾姿勢をとり、ペダルを前に押し出すように漕ぐ意識。上手く使えれば、疲労が分散できるようになり、お尻の引き締め効果も。

【引き上げを意識】
ペダリングは直径約33~34cmの円運動。ペダリング中はどうしても踏み込むときに注意が向きがちですが、脚を引き上げる動作も意識してバランスよく、より効率的に鍛えてみましょう。

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