2022年5月9日
「JOY RIDE」は株式会社シマノとドコモ・バイクシェアがコラボレーションして、健康にまつわるお役立ち情報をお届けします。
自転車通勤をしている人は、心臓疾患やがんを発症するリスク、死亡するリスクが低いという事実をご存知ですか?図1によると、日本人の死因は男女ともに1位はがん、2位が心疾患。平成28年の厚生労働省の人口動態統計によると、男女ともに半数近くががんと心疾患で占められていることが分かります。
【若い世代のスポーツ実施率が低い?!】
高齢社会が加速する中、健康を維持していつまでもイキイキ生活するために健康寿命を延ばすことは国民全体の課題です。図2の通りスポーツ庁の調査によると、働き盛りである20代から40代のスポーツ実施率が低いという結果に。
【自転車通勤でがんや心疾患にかかるリスクが軽減!】
図3の通り、2017年に発表された「活動的な通勤と心疾患、がんの発症、死亡率との関連」を検討したイギリスの研究によれば、通勤に「クルマや公共交通機関などを利用」する人に比べて、「自転車もしくは自転車と徒歩の組み合わせを利用」する人は、心臓疾患の死亡リスク(ハザード比)が52%、発症リスクが46%、がんによる死亡リスクが40%、発症リスクが45%、それぞれ低いという事が明らかになりました。 また、「自転車と公共交通機関などを利用」する人でも、がんの死亡、発症リスクがそれぞれ36%、32%低くなっており、「徒歩のみ利用」の人も心臓疾患の死亡、発症リスクが36%、27%低くなっています。「アクティブな通勤をサポートし奨励する施策によって、重大な慢性疾患や死亡リスクを低減させる」ことが、この研究でまとめられています。
【自転車通勤で通勤時間を充実した時間に!】
自転車なら、通勤時間をアクティブに運動する時間に変えることができます。毎日ではなくても、週に1~2回からでもトライしてみては?もちろん雨の予報なら、無理せず電車通勤に。家から勤務先までとはいかなくとも、最寄駅までなど、できる範囲から始めてみてはいかがでしょうか。