自転車通勤ダイエット、始めてみませんか?

2022年4月4日

「JOY RIDE」は株式会社シマノとドコモ・バイクシェアがコラボレーションして、健康にまつわるお役立ち情報をお届けします。

【脂肪が増える原因は?】
私たちの身体は年齢とともに、基礎代謝量、つまりは生きていくために使うエネルギーが減少していくことから、脂肪をためやすい身体になっていきます。図1のグラフからもわかるように、基礎代謝のピークは男性が15~17歳、女性が12~14歳。

image

脂肪が蓄積して太りやすくなりはじめるのは30~40代。更年期になると女性はエストロゲンという女性ホルモンの減少によって内臓脂肪がつきやすくなり、男性はアンドロゲンという男性ホルモンによって筋肉が減少することなどから、脂肪のつきやすい身体になっていきます。

【歩行より消費エネルギーが大きい自転車運動】
図2のグラフは、体重65㎏の男性が【平地】と【3%の登り坂】を歩行、さらに軽快車とロードバイクによる自転車走行をした場合の1分間当たりの消費エネルギーをあらわしています。
歩行では平地と登り坂による差があまりないものの、自転車だと登り坂により消費エネルギーが平地と比べて、2倍以上に大きく変化しています。つまり、同じ条件の道なら自転車の方がより負荷の大きい運動ができることに!

image

【自転車運動による脂肪燃焼効果】
メタボリック症候群とその予備軍の男性6名が3ヶ月間「できるだけ自転車を使う」というゆるやかなルールで実験した結果が図3のグラフ。

image

上のグラフの6名平均では、体重は-2.3㎏、体脂肪率は-1.2%とともにダウン。個別の2名分の推移グラフからも、順調に体重と体脂肪率が落ちています。たった3ヶ月のゆるやかなルールでのこの結果は驚きですね!

全く運動をしていないという人は、まずは自転車通勤などの軽い自転車運動を習慣化することから始めてみましょう。慣れてきたら、坂道を意識的に活用したり、赤信号などでの一時停止後に再発進するときの加速を意識したりと、より高い負荷が得られる工夫をして、脂肪をためない身体をつくっていきましょう。 運動の他に、バランスの良い食事、質の良い睡眠も心がけましょう!